絵の話

絵巻はどちらから読む?右から左への楽しみ方

更新: / 文:ショップティアラ編集

日本の絵巻は、一般に右から左へと開きながら見ます。横長の作品を一度に全部広げて眺める形とは違い、少しずつ現れる画面を追う楽しみがあります。展示ケースの中では長く開かれていても、読む順序を意識すると場面のつながりをつかみやすくなります。

絵と文章が一緒に進む

物語や伝記などの絵巻では、文章である詞書と絵が組み合わされます。奈良国立博物館は、絵巻の題材として経典、霊験譚、高僧の伝記などを挙げています。今の本のページをめくるように、巻いた部分をほどくことで次が現れるわけです。

ただし、すべての絵巻に同じ割合で文章があるわけではありません。『鳥獣人物戯画』のように、絵をたどって動きや状況を読む作品もあります。「文章がないから筋がない」と決めるより、何が繰り返され、何が変わるかを探す方が楽しめます。

画面の端を、次の入口にする

画像で絵巻を見るなら、最初から全体を縮小しすぎず、右端から少しずつ左へ移動してみてください。人物や動物の向いている方向、集まっている場所、何も描かれていない間隔を順に追います。

一枚の有名な切り抜きだけでは分かりにくかった「その手前」「その続き」が気になってくるはずです。自分で小さな横長の絵を描く時も、最初に何を見せ、後で何を見せたいかを考えると、絵巻の仕組みを試せます。実物の文化財を扱う話ではなく、紙の上で構成を楽しむ小さな遊びです。

一場面を選ぶ楽しさもある

全体を読んだうえで、一場面を好きになるのも絵巻の楽しみ方。当店の「鳥獣戯画」では、うさぎと蛙の動きを白い余白の中で眺められます。原作の巻を丸ごと読むものではありませんが、気に入った姿を日用品へ連れてくる柄です。

鳥獣戯画の柄の手帳型スマホケース

鳥獣戯画

手帳型・ベルトあり

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楽天で見る時には、ケースの表と裏でどの動物が現れるかまで確かめてください。ぱっと見て相撲、近くで見て足の向き。その二度見を楽しみたい人には、文字や色よりも線で語るこの柄がよく似合います。絵巻を右から左へたどった後なら、一匹だけを見ていた時よりも、動物たちの間の空白まで面白く見えてきそうです。

参考にした情報

確認日:2026年10月25日。商品の対応機種・価格・制作発送・注文条件は、購入先の最新案内をご確認ください。