植物の話
紅葉と黄葉の違い|赤と黄色を作る三つの色素
イチョウの黄色は、葉にもともとあった色。赤くなる葉では、新たに作られる色素も働きます。緑が減る変化だけで秋の全部の色を説明するより、三つの色素を分けるとすっきりします。
緑が減ると、何が見える?
| 色素 | 主な色 | 秋の葉で起きること |
|---|---|---|
| クロロフィル(葉緑素) | 緑 | 分解が進み、緑が目立たなくなる |
| カロテノイド | 黄など | 葉にあった色が見えやすくなる |
| アントシアニン | 赤など | 紅葉する葉で新たに作られ、蓄積する |
日本植物生理学会の解説によると、黄葉ではクロロフィルの分解に対してカロテノイドが残り、黄色が目立ちます。イチョウはその例です。赤い葉ではアントシアニンの生成も加わります。
もみじは、黄色を経て赤くなる?
色素が減る速さと、新しく作られる時期は重なり合います。その組み合わせによって、暗い赤、鮮やかな赤、黄色などが現れます。葉を緑・黄・赤の三段階へきれいに並べるより、赤くなり始めた場所と緑が残る場所を見る方が、途中の姿も楽しめます。
国立環境研究所は、富士北麓の黄葉を題材に、赤と黄色の仕組みの違いを紹介しています。山全体の秋色も、一枚の葉で起こる変化の集まりです。
一色の秋より、混ざる秋が好きなら
「紅葉」には、暗い茶色の地に赤・橙・黄のもみじが重なります。赤い葉だけを集めた模様より、目が止まる場所があちこちにある柄です。葉の間を流れる金色の曲線も、背景の深さに映えます。
好きなのは紅葉の盛りか、緑や黄色も残る途中か。散歩で見つけた自分の好みを、そのままケースの配色へ。赤と黄の両方を持ちたい日に選べる秋景色です。
この記事で紹介した柄
参考にした情報
- 国立環境研究所「観測現場発季節のたより[5]ひと味違う富士北麓の黄葉」
- 日本植物生理学会「黄葉と紅葉について」
- 柄の説明:当店の掲載画像による
リンク先の確認日:2026年10月25日。商品の対応機種・価格・制作発送・注文条件は、購入先の最新案内をご確認ください。
