大切な人やお世話になった人が無事に60歳を迎えることができたことを記念して、還暦のお祝いを考えている方も多いのではないでしょうか。心を込めた贈り物をしたいけれど、還暦のお祝いをする機会は限られているので、お祝いの仕方やそれぞれの予算の相場など、迷ってしまいますよね。今回は、還暦をお祝いするときの相場や注意点などを分かりやすく解説します。還暦祝いを計画する際に役に立つので、ぜひ読んでみてくださいね。

この記事を読むための時間：3分

還暦のお祝いとは

還暦のお祝いとは、無事に60歳を迎えられたことのお祝いです。現代では、長寿を祝うというよりも、第二の人生のスタートの節目としての意味合いや、普段の感謝の気持ち、これからも元気でいてほしい気持ちを伝えるといった目的が大きいようです。祝い方としては各家庭それぞれですが、主に、贈り物や食事会、お祝い金を贈るといった方法が一般的です。

還暦を祝う際の相場と注意点

還暦祝いの日取りが決まったら、予算を含めた具体的な計画を立てていく必要があります。予算は、他の家族ともよく話し合い、無理のない程度に設定しましょう。ここでは、場面別の予算の相場や、還暦祝いを成功させるためのポイントをご紹介します。お祝いの予算は、それぞれの状況や祝う相手との関係性にもよるので、あくまでも相場の金額として参考にしてみてくださいね。

贈り物をする際の相場と注意点

贈り物は、いつまでも手元においておけるので、もらった人もうれしいですよね。最近では、名前や写真を入れられるスマホケースなど、肌身離さず持ち歩けるアイテムもあるので、おすすめです。ここでは、贈り物をする際の相場と注意点を解説します。

贈り物をする際の相場

父親や母親のときには、3万〜5万円程度が相場です。旅行などをプレゼントするときには、それ以上になってしまいますが、日頃の感謝の気持ちを込めて、十分な予算を用意しましょう。兄弟や祖父母への贈り物には、1万〜3万円のプレゼントを用意する人が多いようです。お世話になっている人や、職場の人のお祝いには、一人当たり3000円×人数が相場です。

贈り物をする際の注意点

還暦のプレゼントを選ぶときには、ネガティブな事柄を連想してしまうようなものは避けましょう。例えば、白いハンカチや、ツバキや菊の花、お茶の葉なども、贈り物としてはふさわしくありません。また目上の人への贈り物として、靴や仕事道具はマナー違反になってしまいます。

メッセージを書くときには、老い、死、苦につながってしまうような言葉の選び方はしないようにしてください。そのつもりはなくても、縁起が悪い言葉を使ってしまっていたということもあるので、他の人に一度目を通してもらうと安心です。

また贈り物やお祝い金、お祝いの会を開く際に共通して気をつけたいポイントとして、ご両親のお祝いをするときには、両家の予算にあまり差がつかないように気をつけましょう。

食事会をする際の相場と注意点

還暦祝いの食事会を開いたら、60歳の節目としてとてもいい思い出になりますよね。みんなで集まりたいときには、誕生日にこだわらず、正月やお盆に開催してしまうのもおすすめです。食事会をする際の相場と注意点をご紹介します。

食事会をする際の相場

自宅で行う場合は、一人当たり3,000〜5,000円程度、レストランで祝うなら、一人当たり5,000〜10,000円程度が相場です。お祝いの食事会をする場合、渡す贈り物はそれほど高額でなくてもいいでしょう。

食事会をする際の注意点

レストランで還暦祝いをするのであれば、還暦祝いのコースが用意されているお店を選びましょう。小さな子供が参加するときには、個室のあるお店を予約するか、自宅でお祝いをする方が落ち着いて楽しめるかもしれません。

お祝い金を贈る際の相場と注意点

好きなものを選んで買ってもらいたいという場合など、現金を包む方も増えてきています。ここでは、お祝い金を贈る際の相場や注意点について解説します。

お祝い金を贈る際の相場

お祝い金を贈るときの相場は、父母の場合は30,000円〜50,000円、兄弟の場合は5,000円〜20,000円、上司などお世話になった方の場合は5,000円〜20,000円程度が一般的なようです。

お祝い金を贈る際の注意点

目上の方に現金を贈ることは、基本的に失礼であるとされています。どうしても現金を贈る場合は、冷たい印象を与えないように、メッセージカードやちょっとしたプレゼントを添えてみてもいいかもしれません。

まとめ

いかがでしたか。還暦をお祝いするときの相場や注意点などを場面別に紹介しました。還暦のお祝いを成功させるには、計画性が大切です。予算や内容をしっかりと話し合って、素敵なお祝いにしてくださいね。