お気に入りのスマホケースは、長く愛用したいもの。しかし、使えば使うほど、だんだんと汚れが気になるようになってきます。できるなら、スマホケースに付いた汚れを落として使い続けたいところですが、どのようにして落としたら良いのでしょうか。今回は、スマホケースの素材別に、キレイに汚れを落とす方法を詳しくご紹介していきます。

この記事を読むための時間：3分

【素材別】スマホケースの汚れの落とし方

たくさんの種類があるスマホケースですが、汚れの落とし方は素材によって異なります。ここでは、「プラスチック製ケース」「シリコン製ケース」「革・合皮製ケース」「布製ケース」「アルミ製ケース」の5つのタイプ別に、素材の特徴と汚れの落とし方をご紹介していきます。

プラスチック製ケース

スマホケースによく利用される素材に「プラスチック」がありますが、その中にもさまざまな種類が存在します。ここでは、よく利用されるプラスチックとして挙げられる「ポリカーボネート」「TPU」の2つについて説明します。

ポリカーボネート

熱で加工しやすいポリカーボネートは、耐衝撃性が高く、耐久性にも優れています。しかし、傷が付きやすく、アルコールやシンナーなどの有機溶剤で拭くと劣化してしまいます。

ポリカーボネートに付きやすい汚れは手垢です。ケースを取り外して、柔らかく清潔な布で力を入れずに乾拭きしてください。乾拭きで落ちない汚れは、中性洗剤を水で薄めたものを柔らかい布に染み込ませ、しっかりと絞ってから優しくこすってみましょう。

TPU（熱可塑性ポリウレタン）

柔らかいプラスチックのTPUは、手に馴染みやすい一方で、傷に強く丈夫な素材です。しかし、熱で変形しやすく、シンナーや除光液などで劣化しやすいため注意が必要です。

TPUのスマホケースについた汚れも、基本乾拭きしてください。少しの汚れであれば、消しゴムで擦って落とすこともできます。手垢が付いた場合、ケースを取り外して水洗いしてください。中性洗剤をケースに数滴付けて、柔らかめのスポンジや指の腹を使って優しくこすった後、水で洗ってからしっかり乾かしましょう。

シリコン製ケース

とても柔らかい素材のシリコンは、耐衝撃性が高い上に耐熱性も高く、紫外線にも強いのが特徴です。一方で、粘着性も高いため、細かな汚れや指紋が付きやすいのが欠点です。

小さなホコリは、セロテープやコロコロクリーナーを使って取り除くことができます。黒ずみ汚れは、石鹸や歯磨き粉を付けて、優しく歯ブラシで擦った後、水洗いして自然乾燥させてください。

黄ばみの場合、紫外線が原因であれば、スマホケースを水と酸素系漂白剤を5：5の割合で溶かした液体に漬けたまま、数日間日光に当てておきます。汚れが落ちれば、水洗いして乾かしましょう。素材の劣化による黄ばみの場合は、落とせない可能性が高いです。

革・合皮製ケース

手帳型スマホケースに使うことが多い革や合皮は、使えば使うほど手に馴染んできて、味わい深い色に変化するのが特徴です。柔軟性と弾力性が高い反面、湿気に非常に弱いため、こまめに手入れしなければなりません。

革や合皮製ケースに付いた汚れは、乾いた柔らかい布で乾拭きしてください。水分を含んだ布などで拭くと、カビの原因になる可能性があります。乾拭きしても落ちない黒ずみ汚れは、消しゴムで軽くこすってみましょう。

布製ケース

布の素材も、手帳型スマホケースによく利用されています。保護力の高さと耐久性の高さが特徴です。ただ、布だけを使ってスマホケースを作っているのではないため、丸洗いできないケースがほとんどです。

布製ケースの汚れを落とす際は、おしゃれ着用の洗剤を使うことをおすすめします。水で薄めた洗剤にタオルやガーゼなどを浸して、硬く絞ってから軽く叩いてください。そして、きれいな水に浸した布を硬く絞り、軽く叩くようにして洗剤を拭き取ります。最後に、乾いた布で水分を拭き取って、しっかりと乾燥させましょう。

アルミ製ケース

高い耐衝撃性と耐久性が特徴のアルミニウムは、スマホケースにもよく使用されています。非常に優れた性能を持つ一方、表面に傷が付きやすいのが欠点です。

アルミ製ケースに付いた小さなホコリなどは、濡れた布で拭き取ってください。ケースの隙間に挟まってしまったゴミ汚れは、石鹸で軽くブラッシングすると落ちます。頑固な汚れは、洗剤やアルコールを使って洗い落としましょう。最後に、表面に付いた水分を乾いた布で拭き取れば完了です。

素材に合った方法でスマホケースの汚れを落とそう

気に入ったスマホケースは長く使いたいところですが、付いてしまった汚れは早めに落とすことが大切です。キレイに汚れを落としたい場合は、素材に合った方法で対処しなければなりません。今回の記事を参考にして、正しく丁寧にスマホケースの汚れを落とすようにしましょう。